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<震災5年>町民帰還託し楢葉で記念碑除幕

サケの姿に古里再生の願いを込めた記念碑の除幕=11日午後3時30分ごろ、福島県楢葉町

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が昨年解除された福島県楢葉町は11日、津波被災地が一望できる天神岬で追悼式を行った。津波の犠牲者13人、古里に帰れぬまま避難先で亡くなった約470人の冥福を祈り、記念碑を除幕した。
 約100人が参列。松本幸英町長は「あすを生きる世代のため、未曽有の災害に立ち向かう」と誓った。
 記念碑は高さ3メートルで強化ガラスにサケが描かれている。木戸川は震災前、本州有数の遡上(そじょう)数を誇った。生まれた川に戻るサケの姿に、美しい古里を取り戻し、町民が帰るとの願いを託した。台座には津波犠牲者の名を刻んだ。
 眼下の津波被災地には、除染廃棄物などの仮置き場が広がっている。参列した関谷宗久さん(64)は「この現状を受け入れた上で、住んで良かったと思える町にしていきたい」と話した。


2016年03月12日土曜日


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