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<センバツ>釜石被災地の応援背に

組み合わせ抽選を前に黙とうする(右から左へ)八戸学院光星・奥村、青森山田・内山、釜石・菊池智の各主将

 21世紀枠同士の対戦が決まった瞬間、抽選会場はどよめきに包まれた。釜石南時代以来、20年ぶり2度目の出場となる釜石の菊池智主将は、対戦相手の小豆島の印象を「投打に力がある」と話し、「冬に磨いてきた投手力や守備力をぶつける」と勝利を誓った。
 登場は大会第2日。佐々木監督は「試合の雰囲気を感じるためにも、もう少し後が良かった」と苦笑いしたが、小豆島は同じ21世紀枠として意識していたチーム。「いつも通り守備で粘り、勝負どころで得点したい」と初戦を見据えた。
 10日の「キャプテントーク」で、菊池智主将は震災発生当日に家族と離れ離れの不安な夜を過ごし、翌日に再会した体験を語った。「どうやって伝えるかを悩んだが、純粋に家族に会いたいと思った気持ちを話した」。抽選会冒頭の黙とうでは「追悼の思いを込めた」と祈りをささげた。
 震災発生から5年の日に迎えた抽選会は「巡り合わせ」と感じた。「釜石だけじゃなく被災地の方が応援してくれると思う。全力で戦うことで、支えてもらったいろいろな方に感謝の気持ちを伝え、震災で苦しんでいる人たちに元気を届けたい」と気を引き締めた。(及川智子)


2016年03月12日土曜日


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