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野蒜小で被災の3人 神戸の同世代に体験語る

野蒜小旧校舎の敷地で震災時の状況を語る3人(左側)

 東日本大震災発生時に東松島市野蒜小6年だった女子高校生で構成される震災語り部が12日、現地の野蒜地区で神戸大付属中等教育学校の生徒らに被災経験を話した。東日本、阪神それぞれの大震災被災地の子どもたちが交流し、復興の捉え方について考えた。
 出迎えた語り部は内海真由さん(17)=石巻高2年=、小山綾さん(17)=石巻市桜坂高2年=、斎藤茉弥乃さん(17)=宮城一高2年=の3人。高校生に当たる中等教育学校の4、5年生8人と仙台白百合学園高の生徒6人を案内した。
 訪れた生徒たちは新旧のJR仙石線野蒜駅で現状の説明を受けた後、津波被害に遭った野蒜小旧校舎で3人の語りに耳を傾けた。3人は避難した野蒜小の体育館で津波にのまれながらも着衣泳で助かったこと、小学校での避難経験や語り部の活動が将来の進路を固めるきっかけになったことなどを話した。
 生徒は真剣にメモを取り、「国が掲げる復興計画に不満があるか」「旧野蒜駅の震災遺構化をどう思うか」などと率直に質問をぶつけた。中等教育学校4年の長野里音さん(16)は「つらい経験を必死で伝える3人の話を誠意をもって聞いた」と語った。


2016年03月13日日曜日


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