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登米の神楽、今月末ベルギーで公演

昨秋、稲荷神社例大祭で奉納された上町法印神楽

 宮城県登米市豊里町に伝わる上町法印神楽が、近くベルギーで公演する。日本・ベルギー友好150周年記念事業の一環。東日本大震災から5年を迎え、東北の伝統芸能を紹介するため、女川町の「女川の獅子振り」などとともに出演する。
 海外公演は国際交流基金が主催する。今月24、26日の2回、ベルギーのブリュッセル市とリエージュ市でそれぞれ上演予定。上町法印神楽は約20分間、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」の演目を披露する。
 出演するのは上町法印神楽保存会の8人。公演で使う衣装などの新調費用は、豊里町住民らの寄付で賄った。保存会の高橋啓一会長(66)は「震災ではベルギーから被災地に多くの支援があり、まずはそのお礼をしたい。日本の文化の原点である神楽をベルギーの人に知ってもらいたい」と公演の日を待つ。
 上町法印神楽は江戸時代に修験者(法印)が神楽組を組織し、祭礼などで舞ったのが始まりとされる。太鼓と笛に合わせて舞手自身がせりふを唱えながら舞う。手の込んだ紙飾りの舞台も特徴。2005年に県の無形民俗文化財に指定。毎年10月、地域の稲荷神社例大祭で奉納されている。


2016年03月13日日曜日


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