岩手のニュース

市街地再生へ一歩 岩手・大槌まちびらき式

町中心部で初の「まちびらき式」で記念の植樹をする平野町長(右)ら

 東日本大震災で被災した岩手県大槌町の末広町地区の一部で土地区画整理事業が完了し、町中心部で初の「まちびらき式」が12日、現地であった。今後本格化する宅地引き渡しと災害公営住宅への入居で、市街地再生への一歩を踏み出す。
 約4.3ヘクタールに107宅地を設ける。2月から引き渡しており、元の住民が住宅を順次再建する。完成した町営の災害公営住宅(53戸)は4月1日に入居を始める。
 式典で平野公三町長は「いよいよ中心市街地の新たなまちづくりがスタートする」と宣言。公園となる予定の場所にマツを植樹し、災害公営住宅の2階から餅まきをして祝った。
 3月末にも住宅工事が始まるとび職三枚堂正文さん(47)は「生まれ育った大槌に家を再建すると被災直後から決めていた。3年ほどで建つという当初の見込みより時間がかかったが、以前のご近所さんも戻ってくるので良かった」と笑顔を見せた。
 災害公営住宅に入る無職女性(79)は「完成を待っていた。以前の住所に近く、津波で流された夫や家のことを思い出しながら暮らしたい」と語った。


2016年03月13日日曜日


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