岩手のニュース

<震災5年>津波流出の洋ラン再生

5年かけて再生した洋ラン=奥州市のメープル

 岩手県奥州市の洋ラン愛好家佐藤正人さん(62)が、東日本大震災から半年後に大船渡市で海水に漬かり枯れかけていた洋ランを見つけ、5年かけて再生させた。奥州市のメープルで開催中の「岩手洋らん展」で展示されている。
 佐藤さんは2011年9月、大船渡市赤崎町の友人宅を訪ねた際、住宅裏のやぶの中で津波に流されたシンビジウム3鉢とデンドロビューム1鉢を発見。海水をかぶり、ほとんど枯れていたが、わずかに残った株を自宅に持ち帰った。
 「根は腐っていたし、望みは薄かったが、何とかしないと」と思ったという。肥料を与え温度管理に気を配り、「やっと大丈夫」と言える状態に回復した。
 2種類ともまだ花を咲かせていないが、シンビジュームは来年、ほころびそうだという。「花の色は多分、黄色。咲いたら大船渡に持って行く。被災された方々に少しでも喜んでもらえたら」と来春を心待ちにしている。
 岩手洋らん展は13日まで。


2016年03月13日日曜日


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