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<わくや天平の湯>改修へ19日から休館

改修し、4月に再オープンする「わくや天平の湯」

 宮城県涌谷町は、利用者数の落ち込みの目立つ町内の日帰り温泉施設「わくや天平の湯」を改修し、4月にリニューアルオープンする。レストランの移設や老朽化設備の更新などにより、「町民の憩いの場」としての機能回復を図る。
 主な改修・変更点は、(1)1階レストランを箟岳山を望む2階に移設(2)廃材などを燃料にしたボイラーの撤去(3)ヒノキ製浴槽の交換(4)入浴以外の2階有料部分の無料化−など。今月19日から4月2日まで休館し、3日に営業を再開する。
 レストランは約130平方メートルで60席を予定。当初は2階にあったが、2013年の改修に伴う2階有料化で1階に移った。同年秋から運営してきた町内の業者が、売り上げ不振でことし1月末に撤退。現在は町内の別の業者と交渉中で、2階に戻す。
 内装は柱などを朱塗りにして、涌谷で初めて金を産出した天平時代のイメージを演出する。13年に白塗りにしたが、元に戻す。
 ボイラーも同年にリース契約で新設したが、故障が多く、燃焼後の悪臭への苦情もあり、契約解除と撤去を決めた。開館当初からある真空式温水器をオーバーホールして活用する。
 天平の湯は1998年に町が設置し、任意団体の町地域振興公社が管理運営する。2006年7月以降は公社を指定管理者にしている。
 06年までは年間20万人以上の利用があり公社も黒字だったが、その後の燃料費高騰などで収支が悪化。経費節減によるサービス見直しなどが不振を招き、昨年は約14万人にとどまった。
 町は09年度以降、約600万〜2900万円の指定管理料を、年度初めに公社へ支出。運転資金に充てているが、ほぼ毎年度500万〜1500万円を追加支出し、公社の赤字を補填(ほてん)している。昨年11月に公社の元役員らでつくる改善検討委員会を設置し、打開策を練ってきた。
 今回の改修費は約1000万円。大橋信夫町長は「町民の健康・生きがいづくりの『憩いの場』として機能向上を図り、運営の健全化につなげたい」と話す。


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2016年03月14日月曜日


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