秋田のニュース

廃校舎活用し公文書館 27万点保管可能

大仙市立公文書館の書庫完成イメージ

 秋田県大仙市は新年度、市立公文書館の整備に着手する。廃校となった同市強首地区の旧双葉小校舎と体育館を改修し、約27万点の文書の保管が可能な書庫や閲覧室などを設けて来年5月の開館を目指す。市町村が独立した公文書館を設置するのは東北で初めて。
 旧双葉小は統廃合のため2012年3月に廃校となった。築約15年と比較的新しく、木造一部鉄筋コンクリート造2階の校舎棟と体育館を合わせた延べ床面積は約4464平方メートル。
 旧校舎棟には閲覧室や展示室、閉架の書庫などを作る。体育館はメーンの書庫として使い、工事費節減のため窓は暗幕や紫外線カットフィルムで日光を遮断し所蔵文書の劣化を防ぐ。書棚の総延長は約6.7キロ。当初は市役所の公文書約8万点と日記などの地域史関連資料約5万点を保管する。
 市の新年度当初予算案に事業費など約3億7000万円を計上した。
 大仙市内の地域史研究グループが07年、市に公文書館整備を提案したほか、国が11年4月に公文書管理法を施行し、国民共有の知的資源の活用が必要として地方自治体に文書の保存・管理を求めていた。合併前の旧8市町村の文書が施設の統廃合などによって散逸する恐れがあることも設置を後押しした。
 市公文書館設置準備室の福原勝人参事は「文書の確実な保管を大前提に、地域の貴重な資料を活用する場として、利用しやすく身近な施設になるよう機能を充実させたい」と話す。


関連ページ: 秋田 政治・行政

2016年03月15日火曜日

先頭に戻る