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<山田線脱線>復旧協が崩壊斜面を視察

崩壊斜面上部の亀裂付近を視察する協議会メンバー

 岩手県宮古市門馬のJR山田線松草−平津戸間で昨年12月、普通列車(1両)が崩れた土砂に乗り上げ脱線した事故で、復旧計画を検討するためJR東日本盛岡支社が設置した協議会は15日、地盤や地質の専門家と共に崩壊斜面上部で発生した亀裂付近を視察した。
 岩手県や宮古市、東北森林管理局などの関係機関と、鉄道総合技術研究所(東京)、森林総合研究所(茨城)の所員を含む22人が参加した。
 線路から仮設階段を上り、崩壊斜面上端約40メートル上にある幅約20メートルの段差状の亀裂付近を観察した。亀裂は15日夕までに、計測を始めた昨年12月と比べ66.2センチ拡大した。
 協議会は視察後、事故現場近くの門馬地区集会施設で非公開の会合を開催。JR側は、2月中旬の大雨と融雪で亀裂の拡大速度が速くなっていることや、新たな土砂崩れの恐れがあることを説明した。
 同支社の竹島博昭設備部長は「滑り面の深さや地質など技術的な情報を共有できた。緊急事態にも迅速に対応できるよう連携を強めたい」と説明した。
 出席した県の担当者は「現状を確認できた。JRには主体的に復旧計画に取り組んでほしい」と話した。次回会合は3月下旬。


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2016年03月16日水曜日


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