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<原発事故>村民帰還後押し 商業施設開業

生鮮食品を買い求める客でにぎわったコンビニ

 東京電力福島第1原発事故の避難区域が残る福島県川内村で15日、複合商業施設「ショッピングセンター YO−TASHI」が営業を始めた。「田ノ入工業団地」の造成起工式も行われ、村は住民の帰還につなげたい考えだ。
 商業施設は公設民営で、農地約7500平方メートルに整備。鉄筋平屋約650平方メートルで、近くにあったコンビニエンスストア「ファミリーマート」が移った。原発事故後、村になかったクリーニング店と薬販売店のほか、食堂なども入った。
 コンビニは一般的な店舗に比べ、生鮮食品の品ぞろえが充実している。地元野菜工場で栽培されたイチゴも並び、初日から多くの村民が訪れた。
 施設近くの災害公営住宅で暮らす無職関根トヨ子さん(65)は「買い物はこれまで車で1時間近くかかった。便利なので毎日来てしまうかも」と喜んだ。
 田ノ入工業団地は商業施設から約2キロ東側の村有地約15ヘクタールに造成。2017年度の完成を見込み、製造業など県内外の4社が進出を予定している。総事業費約13億2800万円の4分3を国の福島再生加速化交付金で賄う。


2016年03月16日水曜日


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