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<検定中教科書閲覧>東北3県 計95人が謝金

 教科書会社が検定中の教科書を教員らに見せていた問題で、宮城、秋田、福島3県教委が各県の小中学校教員を調査した結果、校長から教諭まで計95人が教科書会社から5000円〜2万円の謝金を受け取っていたことが15日、分かった。
 宮城では教員24人が検定中の申請本を閲覧して現金を受領し、16人は現行本を見て現金を受け取った。計40人のうち16人が採択に関係する委員を務めていたが、県教委は本人からの聞き取りなどを精査した結果として「採択への影響はなく、懲戒処分には至らない」との考えを示した。
 秋田では、文部科学省から指摘を受けた教員44人のうち退職者などを除く30人を調査。25人が現金を受け取ったり、食事の提供を受けたりしていた。
 このうち4人は採択に影響を与える立場にあり、現金を受け取った会社の教科書が採択されたケースもあった。県教委は4人がこの会社を強く推薦していなかったとして、採択への影響はなかったと判断。4月までに処分を決める方針だ。
 福島では教科書を閲覧した事実が確認された教員37人のうち、30人が現金を受領した。うち8人は教科書採択に関わる資料作成を担当、3人が閲覧した教科書が実際に採択された。
 県教委は「本人の聞き取りや記録調査から、採択を誘導するなどの関与は確認できなかった」と総括。「倫理上の問題はある」として処分を検討している。


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2016年03月16日水曜日


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