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<全村避難>飯舘村 放射線監視装置を増設

飯舘村が独自に設置したモニタリングポスト

 東京電力福島第1原発事故で全村避難する福島県飯舘村が独自に整備をしていた放射線監視装置(モニタリングポスト)が16日、村内88カ所で稼働した。国と県が既に計53台設置しているが、村は放射線量をよりきめ細かく公開することで村民の不安を軽減し、帰還促進につなげたい考えだ。
 村の装置は、除染廃棄物の仮々置き場(仮置き場に搬入する前の一時保管場)の周辺などに設置。生活圏に近い場所の線量を重点的に測定する。
 10分ごとの数値が、村のホームページや村民に配布されているタブレット端末で24時間確認できる。事業費約1億2200万円は国の交付金を充てた。
 既存の装置は大半が仮々置き場の脇にあり、国の40台は2012年1月から稼働。県が昨年4月に設置した13台は機器の不具合で測定を停止している。
 村役場であった式典で、菅野典雄村長は「村民の不安を少しでも取り除くのが目的。今後、村に戻る住民にとって安心の糧になると思う」と話した。
 飯舘村は帰還困難区域の長泥地区を除き、2017年3月までの避難指示解除を目指している。


2016年03月17日木曜日

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