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<気仙沼線>市、鉄路復旧を断念 BRT継続

JR気仙沼駅を発車する気仙沼線のBRT=2015年7月24日、気仙沼市

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線に関し、宮城県気仙沼市が鉄路復旧を断念し、JR東日本が提案した現行のバス高速輸送システム(BRT)の継続を受け入れることを決めたことが17日分かった。菅原茂市長が近く記者会見し表明する。
 沿線自治体3市町のうち、登米市と宮城県南三陸町は昨年12月の沿線自治体首長会議でBRT継続を受け入れており、被災した気仙沼線のBRTによる本格復旧が事実上固まった。
 関係者によると、気仙沼市がJR東に求めていた地域振興策に対し、JR東が同市本吉町の道の駅「大谷海岸」の再建に計画段階から参加することや、仙台−気仙沼間の割引切符の期間限定での発売などを回答したという。市は受け入れを判断したとみられる。
 JR東は昨年7月、東京都内で開かれた国土交通省主催の沿線自治体首長会議で、津波で被災した大船渡線と気仙沼線の鉄路での復旧断念を沿線自治体に説明。昨年12月の会議で多くの自治体が受け入れを表明した一方、気仙沼市のみが鉄道が果たした地域振興機能の回復を求めてJR東と個別協議をしていた。
 BRTで仮復旧しているのは、大船渡線気仙沼−盛(岩手県大船渡市)の43.7キロと、気仙沼線柳津(宮城県登米市)−気仙沼の55.3キロ。


2016年03月18日金曜日

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