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石巻、萩市と友好都市に 江戸期の北上川改修が縁

 宮城県石巻市は山口県萩市と友好都市協定を結ぶ。江戸時代に北上川を改修し、川湊・石巻の礎を築いた川村孫兵衛が萩市出身だったことが縁。石巻市の友好都市は3件目。来月8日に萩市で調印式を行う。
 萩市は人口約5万人。思想家の吉田松陰の開いた松下村塾や萩城下町などの世界遺産がある。日本海に面する港町としても知られ、水産業が盛ん。魚市場内に道の駅があり、生鮮マーケットの整備を計画する石巻との共通点がある。
 協定のきっかけになった孫兵衛は1616年、仙台藩祖伊達政宗の命で北上川の改修工事を開始。完成後、新田開発が進んだ。石巻の築港工事も担い、米の一大集積地となる港町発展の基礎をつくった。毎年夏の石巻川開き祭りでは孫兵衛の報恩祭や供養祭が行われ、ことしは改修着手から400年の節目に当たる。
 両市は、大規模災害を想定した相互応援協定も結ぶ方針。人材育成プログラムの創設や水産業に焦点を当てた交流事業も検討する。4月下旬には石巻市内で萩市の物産展を開く。
 石巻市は「萩市は歴史遺産があり知名度が高い。地域資源を生かした観光交流を促進させたい」と話す。


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2016年03月18日金曜日


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