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<杜の都のチャレン人>合同新歓 仲間と協力

東北学生合同新歓に向け、打ち合わせをする土屋さん=仙台市青葉区の仙台市市民活動サポートセンター

◎学生の社会活動団体活性化に奔走/土屋敦司さん(21)

 大学生になって何かを始めたい。そんな意欲を持った新入生に在仙の学生らが取り組む社会活動団体を紹介しようと、昨年4月、「東北学生合同新歓」を初めて開催。その実行委員長を務めた。
 「学内サークルならキャンパス内でメンバー募集の活動を簡単にできるが、大学によっては学外の団体が自由に活動できないところもある」。合同新歓を企画した理由の一つだ。
 東日本大震災直後、多くの大学生たちが震災復興という大きな目標に向かって自発的に動いた。
 あれから5年。「自分が通う東北大は東北以外の出身者も多い。震災という原点が必ずしも共有できなくなってくるにつれて、学生の社会活動も熱気を失いつつあるように感じた」。そんな現状への危機感も、合同新歓開催への思いを強くさせた。
 国際交流や若者の政治参加促進、震災復興ボランティア…。市内で活動するおよそ30の団体が会場のせんだいメディアテークにブースを設け、自分たちの活動をPRした。イメージは就職活動で目にする合同の会社説明会だ。
 参加者は新入生だけかと思ったら、2、3年生も少なからずいた。「社会活動をしたいと思っている学生が多いことを実感した」。集まった約350人のうち100人ほどが加入し、「仙台の学生団体が元気になった」とちょっぴり自負する。各団体の間に緩やかな連帯ができたことも成果だ。
 2月には実行委員長として「東北学生アワード」も初開催した。在仙の7団体が今後挑戦したい活動について発表するイベントだ。
 「社会活動で視野が広がっていく手応えがある。でも、何より、仲間と協力して何かをつくり上げるのって楽しい」と笑う。4年になって、今度はアドバイザーとして第2回の合同新歓(4月29日、仙台市青葉区・仙台国際センター)をバックアップする。(は)

<つちや・あつし>94年群馬県高崎市生まれ。東北大工学部機械知能・航空工学科3年生。大学1年の時から海外インターンシップを企画・運営する特定非営利活動法人「アイセック・ジャパン」で活動している。仙台市青葉区在住。


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2016年03月19日土曜日


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