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<乳頭温泉事故1年>犠牲者に再発防止誓う

真新しい慰霊碑に花を手向ける門脇市長ら参列者

 秋田県仙北市の乳頭温泉郷で源泉の調整作業をしていた作業員ら3人が死亡した事故から1年となる18日、市主催の慰霊式が同市であった。遺族や市職員ら約70人が犠牲者の冥福を祈り、事故の再発防止を誓った。
 式は事故現場から約700メートル離れた宿泊施設の駐車場で行われた。門脇光浩市長が慰霊碑を前に「痛ましい事故を決して忘れず、市民の命を二度と失わせないよう対策を進めている」と述べ、参列者らが白い菊を手向けた。
 事故で亡くなった市職員柴田政文さん=当時(42)=の父圭一さん(72)=同市田沢湖生保内=は「今でも毎日、夜になると帰ってくるんじゃないかなと思う」と言葉を詰まらせた。
 圭一さんも約45年間、源泉の維持作業に携わった。「気をつけていれば防げたような気がする。もう事故が起こらないようにしてほしい」と話した。
 市は別の源泉から湯を引く工事を行い、事故があったカラ吹き源泉をことし中に使用停止にする方針。慰霊碑は雪解け後、現場近くに移設する。


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2016年03月19日土曜日

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