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東北景気判断下げ1年5ヵ月ぶり 日銀

 日銀仙台支店は18日、東北の3月上旬の金融経済概況をまとめた。東北の景気について「緩やかな回復を続けている」との表現を引き続き使いながら、前置きを「新興国経済の減速に伴う影響などから生産面で弱含んだ状態が続いている」に変更し、1年5カ月ぶりに基調判断を引き下げた。
 各項目のうち生産は「弱含んでいる」から「弱含んだ状態が続いている」に引き下げた。汎用(はんよう)・生産用・業務用機械は中国など新興国向けの建機やトラック部品の受注が振るわず、電子・デバイスもスマートフォン「iPhone(アイフォーン)6s」の販売が下ぶれし、関連需要が伸びなかった。
 個人消費は「底堅く推移」で表現を据え置いた。暖冬の影響で冬物衣料は不振だが食料品は堅調で、美術品や宝飾品など高額商品の売り上げも好調だった。
 公共投資、住宅投資はともに「高水準で推移」、設備投資は「堅調に推移」、雇用・所得環境は「改善している」で変わらなかった。竹沢秀樹支店長は基調判断引き下げの理由を「新興国経済減速の影響は当面継続するとの見方が広がっている」と説明した。


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2016年03月19日土曜日


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