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<ベガルタ>守りに甘さ 戦術選択に迷い

名古屋−仙台 前半44分、中盤で名古屋・矢野(19)と競り合う仙台・三田(左手前)とウイルソン(右奥)(鹿野智裕撮影)

 警戒すべき時間帯での失点が最後まで響いた。
 前半ロスタイム、中盤から前線にパスを出そうとしたMF三田が名古屋の田口にボールを奪われた。これを起点に素早いカウンターを仕掛ける名古屋に、仙台守備陣は対応できない。ゴール前にフリーで侵入したシモビッチにクロスを頭で合わせられ、あっさり先制された。
 三田は「あの時間帯で軽率なプレーだった。僕のミスからの失点。みんなに申し訳ない」とうつむいた。
 もう1失点は、1−1に追い付いた5分後だった。渡辺監督は「勢いで押し切るのか、名古屋のパワーを受け止めるのか、意思統一を図るべきだった」と唇をかむ。
 攻めるか守るか、ポジショニングで迷いをぬぐえないまま後半37分、矢野のミドルで決勝点を許す。伸ばした左足にシュートが触れたもののはじき返せなかったDF平岡は「しっかりと危機管理すべきだった」と声を落とした。
 前節のホームで鹿島を下し、真価が問われると臨んだ一戦で痛い敗戦。渡辺監督は「(鹿島戦で)いいゲームができても満足してはいけない。勝利を重ねることが大切だ」と背筋を伸ばす。戦い方にむらがあっては、勝ち点を積み重ねることは難しい。(狭間優作)


2016年03月20日日曜日


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