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<参院選山形>県農政連「自主投票も」

 夏の参院選山形選挙区(改選数1)で、立候補を予定する自民新人の元全農山形県本部副本部長月野薫氏(60)と、無所属の元参院議員舟山康江氏(49)=民主・維新・社民推薦=が県農協政治連盟(農政連)に推薦要請している。2人は環太平洋連携協定(TPP)に賛否を明確にし、前哨戦を繰り広げる。県農協中央会などが反対姿勢を示す中、県農政連幹部からは「政権与党との関係や過去の経緯から自主投票もあり得る」との声も漏れる。

◎TPP→<対応苦慮>←政権与党

 月野氏はTPP参加を契機に攻めの農業への転換を訴える。全農県本部や傘下の会社社長を務めた経歴を踏まえ、推薦要請を「農政連は身内のような存在で自然な流れ」と強調する。
 自民県連はTPPへの懸念を見据え、農業に精通し農業団体と連携できる人物として擁立した。金沢忠一幹事長は「現場の声を国政に届けるパイプ役として支援してほしい」と話す。
 一方、TPP反対を訴える舟山氏にとって県農政連は「盟友的な存在」(民主県連幹部)。交渉参加の是非が争点となり、みどりの風現職として自民新人と争った2013年の前回参院選では、推薦を得た。
 民主県連の吉村和武幹事長は「農業分野のTPP参加に反対する舟山さんの一貫した政治姿勢を理解してくれているはず」と期待を込める。
 県農政連幹部は「両人を知っているだけに参った」と明かす。政権与党との関係を重視し、14年の衆院選では山形1、2区で自民現職を推薦した。一連の流れから「今回はどちらか一方を応援するわけにはいかないだろう」と指摘する。
 県農政連は、24日の全国農政連総会後に具体的な協議に入る。高谷尚市会長は「農協内にもさまざまな考え方があり難しい決断になる。じっくり話し合い結論を出したい」と語る。
 山形選挙区には、幸福実現党の県本部副代表城取良太氏(38)も出馬を予定している。


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2016年03月20日日曜日


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