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<原発事故>双葉郡の未来 避難解除後を探る

地域の課題や展望を語り合った「双葉郡未来会議」

 東京電力福島第1原発事故で大きな被害を受けた福島県双葉郡8町村の住民有志が19日、「双葉郡未来会議」の第2回会合を郡山市内で開いた。「旧警戒区域の夜明け」をテーマに、避難指示解除に向けた展望や新しい地域の姿を話し合い、問題意識を共有した。
 双葉郡の住民を中心に150人が参加。今春から来春以降にかけて帰還開始を目指す葛尾村、富岡町、浪江町の3町村に焦点を当てた。各自治体の代表3人が地域の特色などを紹介し、意見を交わした。
 葛尾村を拠点に活動する一般社団法人「葛力創造舎」の下枝浩徳代表は「地域で一番大事なのは祭り。避難指示が解除されたら葛尾の盆踊りを復活させたい」と意気込んだ。
 富岡町企画課の佐々木邦浩係長は「交流の輪をさらに広げ、やりたいことを実現できる枠組みを作りたい」と述べ、官民で復興を進める「まちづくり会社」の構想を紹介した。
 浪江町のご当地グルメ「なみえ焼そば」の普及団体「浪江焼麺太国」の前司昭博副代表は、「活動で得たつながりを生かし、将来は食のイベントをやりたい。震災後に培った人脈が結果に結び付く」と語った。
 「双葉郡未来会議」は昨年夏に発足。9月まで計4回の会議を開く。


2016年03月20日日曜日


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