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マンションで朝食会 お年寄り和気あいあい

さまざまな世代が食卓を囲む「サタデーモーニングカフェ」=2月、多賀城市の東田中南集会所

 高齢になるにつれ自宅に引きこもりがちな1人暮らしの住民に集いの場を提供しようと、宮城県多賀城市の大規模マンションの自治会が2カ月に1回、集会所でビュッフェスタイルの朝食会を開いている。
 朝食会「サタデーモーニングカフェ」を開くのは、JR仙石線多賀城駅に近い大規模マンション「ロジュマン」A〜G棟の住民でつくる東田中南自治会。開催は毎回午前8時半から2時間。申し込んだ住民は、1人100円の会費で、コーヒーとパン、サラダ、ジュースを自由に飲食でき、入退場は自由だ。
 2月の朝食会には過去最多の約80人が参加。「ここに来ると、別棟に住む顔なじみに会える。食事をしながら気兼ねなくおしゃべりができて楽しい」と参加した主婦佐藤早苗さん(80)。和気あいあいとした雰囲気の中で朝食を楽しんだ。
 現在、マンション7棟に計720世帯約1300人が暮らす。築20年以上がたち、分譲物件を中心に高齢化が進む。朝食会は、引きこもりがちな住民に外に出る場を提供しようと2010年に始まった。
 チラシや回覧板での告知のほか、1人暮らしの住民には民生委員が直接声を掛ける。当初は参加者が少なかったが、東日本大震災後は徐々に増えた。自治会福利厚生部長の加覧逸雄さん(69)は「カフェを通じて顔見知りになり、あいさつをし合う関係づくりが進んだ。今後も自治会で話し合いながら無理のない範囲で続けたい」と話す。


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2016年03月21日月曜日

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