岩手のニュース

仮設の高田診療所で閉所式

閉鎖に伴い診療所の看板を外す石川県医師会長(右)ら

 東日本大震災で市街地が壊滅した陸前高田市に、岩手県医師会が2011年8月に開設した仮設の高田診療所が20日閉鎖され、現地で閉所式があった。4年8カ月にわたって市内の医療を支えた診療所に関係者らが感謝の言葉を送った。
 11あった市内の医療施設は10施設が被災した。このうち6施設が再開、大規模な仮設住宅がある第一中敷地内の高田診療所を含め2施設が新設された。
 高田診療所は20日までに、県内外から医師3122人、看護師1033人が派遣され、被災地医療の一翼を担った。患者数は2万8194人に上る。
 11年10月には日本心療内科学会の協力で心療内科を設け、被災者の心のケアに当たってきた。心療内科と皮膚科の遠隔診療は県立高田病院が引き継ぐ。
 式には医療機関や行政関係者ら約70人が出席。石川育成県医師会長は「今後の災害時医療の模範となるような活動をやり通せたのは、多大な支援があってのこと」とあいさつした。戸羽太市長は「多くの診療科と優しいスタッフは、私たちの心のよりどころだった。特に心療内科には感謝したい」と述べた。


2016年03月21日月曜日


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