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<福島第一>2号機もミュー粒子で調査へ

2号機建屋の脇に設置されたミュー粒子測定装置(東電提供)

 東京電力は、福島第1原発2号機の溶け落ちた核燃料の位置を把握するため、宇宙線から生じる「ミュー粒子」を使った調査を近く始める。同様の調査は1号機でも昨年実施しているが、2号機は測定器を建屋近くに置けるため、より詳細な分析が可能になるという。
 1号機で使った装置と比べ、大幅に小型化した測定器1台を建屋西側に据え付ける。炉心のほか、1号機では観測できなかった圧力容器下部を調査。溶融燃料が残っているかどうかを確認する。調査開始から数カ月で分析結果を公表できる見込みという。
 ミュー粒子による調査は、大半の物質を透過する一方、ウランなど密度が高い物質にぶつかると方向が変わったりする性質を利用し、炉内を透視する。1号機の調査では燃料が炉心に残っておらず、ほぼ全量が溶け落ちたことが分かった。
 2号機ではロボットを使った炉内調査も計画されているが、投入口付近の除染が遅れ、実施時期は決まっていない。


2016年03月21日月曜日


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