青森のニュース
  • 記事を印刷

<はまなすと白鳥>北へ 最後の旅立ち

「ありがとう」の横断幕やファンに見送られ、スーパー白鳥の最終列車が出発した=21日午後7時47分、JR新青森駅
大勢の鉄道ファンが見守る中、3番ホームに入線したはまなす=21日午後9時35分ごろ、JR青森駅

 北海道新幹線開業に伴い廃止となるJRの夜行急行「はまなす」と特急「白鳥・スーパー白鳥」が21日夜、それぞれラストランを迎えた。はまなすは28年にわたり青森−札幌間を、白鳥・スーパー白鳥は13年余り、青森−函館間を結び、本州と北海道をつなぐ大動脈として活躍した。駅ホームには大勢の鉄道ファンが詰め掛け、最後の勇姿を目に焼き付け別れを惜しんだ。
 最終下り列車のスーパー白鳥は定刻の午後7時47分に新青森駅2番ホームを発車。駅員やファンら200人に見送られ、佐藤敏喜駅長の合図で走りだした。旅客輸送の役目は26日開業の北海道新幹線に譲る。
 函館市の病院に勤める栄養士工藤茂さん(40)=平川市出身=は「帰省で年4、5回使っていた。新幹線になると(新函館北斗駅での)乗り換えが不便で残念」と話した。
 はまなすは午後9時半すぎ、青森駅3番ホームに入線。駅員は「28年間ありがとう」と書かれた横断幕を掲げ、約800人の鉄道ファンらは「お疲れさま」などと声を掛けた。
 定刻の午後10時18分、小形尚文駅長の「出発進行」の号令に合わせ「津軽海峡冬景色」のメロディーが流れると皆で合唱し、はまなすを札幌へと送り出した。
 出張で10年近く利用していた大阪市の事務員岡田愛さん(40)は「はまなすは嵐の中でも運行し、心強かった。早朝に札幌に着くので道北や道東に足を伸ばしやすく、廃止には頭を抱えている。何とか復活させてほしい」と願った。
 はまなすは青函トンネルが開通した1988年3月に運行を開始。青森−札幌間(479.1キロ)を約7時間半で結んだ。廃止によりJRが定期運行する急行列車は姿を消す。白鳥・スーパー白鳥は2002年12月の東北新幹線八戸駅開業を機に運行を始め、青森−函館間(164.7キロ)を約2時間10分でつないだ。


関連ページ: 青森 社会

2016年03月22日火曜日

  • 記事を印刷

先頭に戻る