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会津若松への教育旅行 関東は低迷したまま

 福島県会津若松市は、2015年度に修学旅行などの教育旅行で同市を訪れた福島県外の学校数をまとめた。昨年11月現在、544校と誘致目標の530校を超えたが、東京電力福島第1原発事故前の65%にとどまっている。宮城県の学校は原発事故前の86%まで回復したが、関東などは低迷したままだ。
 10年度は小中学校841校、約6万2000人が教育旅行で同市を訪れたが、原発事故後の11年度は100校、約6000人にまで激減した。
 約4割を占めていた宮城県も10年度の358校から11年度は59校に減った。市などが風評被害の払拭(ふっしょく)に取り組んだ結果、年々回復し、15年度は309校、約1万6000人にまで戻った。
 一方、関東の7都県でみると、15年度は計127校と震災前の47%。会津地方と隣接する新潟県も46%の65校止まりだ。
 市観光課の担当者は「宮城向けには震災直後から教育旅行の誘致活動に力を入れており、福島の現状を分かっている学校が多い」と説明。「関東の学校は放射線への不安から保護者が納得しないケースがまだある。旅行会社を通じ、可能性がありそうな学校に絞って誘致を働き掛けたい」と話す。


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2016年03月22日火曜日


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