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<センバツ>釜石PV「活躍 被災地の励み」

3回、釜石が先制し熱気に包まれたPV会場

 選抜高校野球大会で初戦を迎えた釜石を応援するパブリックビューイング(PV)が21日、釜石市の「釜石PIT」であり、市民ら約160人が大声援を送った。九回に1点差に詰め寄られながらも逃げ切ると、棒風船を打ち鳴らして喜びを爆発させた。
 釜石は釜石南時代の1996年以来、20年ぶり2度目の出場。前回は九回に逆転され敗れた。捕手だった同市の会社員鈴木圭さん(37)は「歴史をつくった。今のチームは自分たちより精神的に強い。課題だった守備もエラーを一つしか出さず、冬場に鍛えた成果が出た」とたたえた。
 東日本大震災で被災し、家族を亡くしたり、仮設住宅で暮らしたりする選手がいる。鈴木さんは「このまま自分たちの野球で勝ち進み、地域に力を与えてほしい」と期待を込めた。
 唐丹中2年で中学硬式野球チームに所属する伊藤康生さん(14)は「最後までどきどきした。自分も甲子園を目指しているので、先輩たちの活躍は励みになります」と笑顔を見せた。
 PVを主催した釜石まちづくり会社事業課長の下村達志さん(40)は釜石南野球部OB。「後輩たちの勝利の瞬間をみんなで見ることができ最高だった。2回戦は甲子園に行って応援したい」と興奮を隠さなかった。
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 第88回選抜高校野球大会(甲子園球場)で21日、釜石(岩手)が1回戦で小豆島(香川)との21世紀枠同士の対決を2−1で制した。


2016年03月22日火曜日


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