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<梨田楽天>投手陣−救援左腕 駒不足否めず

開幕先発枠を勝ち取った東北楽天・釜田=15日、西武プリンスドーム

<釜田先発枠残る>
 「則本昂大に次ぐ候補は10人ぐらいいる。則本と2番手以降の差を縮めたい」
 オープン戦が本格化する3月当初、梨田昌孝監督はこう先発投手陣の底上げを願った。4年連続で開幕投手を担うエースに次ぐ2〜6番手は完全に横一線で始まった。試合登板で、塩見貴洋、辛島航、美馬学が成果を出し、順当に名を連ねた。若手は森雄大、安楽智大、浜矢広大との争いから、22歳釜田佳直が3季ぶりに開幕先発枠に残った。「先発陣はまずまず。手応えを感じている」と梨田監督もある程度納得できる顔触れとなった。
 則本は順調そのもの。3試合で14回を投げ、防御率0.64。昨季は新たなフォームが固まり切らないまま開幕を迎えたが、今季は既に150キロ以上を投げてもおり、心配ない。「チームが勢いに乗れるような投球をしたい」と力を込める。
 塩見は6日、開幕カードで当たるソフトバンクを4回無得点に抑え、早々に首脳陣のお墨付きを得た。辛島は制球に苦しむなど完調ではないが、3試合で防御率2.38とまとめた。昨夏、右肘手術を受けた美馬は四球を一つも出さず、「自信を持って投げられている」と不安要素はなさそう。
 開幕3戦目に登板予定の釜田は4試合で12回を投げ防御率2.25。他の若手が大量失点を許すもろさを見せた中、13三振2四球と安定感のある内容が光った。
 4月に6連戦が始まれば、先発投手はもう一枚必要になる。候補は戸村健次、レイ、安楽、新外国人ブリガムら。与田剛投手コーチは「開幕だけではなく、シーズンを通して、どう戦力を整えるかが重要」と強調。個々の状態を見て、先発をやりくりする形になりそうだ。

<松井裕問題なし>
 中継ぎは福山博之、青山浩二、150キロ超の直球がある新外国人リズが勝ちパターンを担う。救援陣には他に加藤正志、横山貴明、新人石橋良太(ホンダ)が控える。守護神は昨季に続き松井裕樹が務める。一時は調整遅れが心配されたが、20日のDeNA戦は三者凡退。「85%くらい仕上がった」と言い、問題はなさそうだ。
 ただ松井裕以外の救援左腕の駒不足は否めない。梨田監督が「中継ぎに多少の不安はある」と明かすように、開幕後は適役を探しながらの戦いになりそうだ。(佐藤理史)

【開幕当初の予想投手陣】
▽先 発 塩見、則本、釜田、美馬、辛島
▽中継ぎ 石橋、青山、リズ、加藤、横山、福山
▽抑 え 松井裕
          ◇         ◇         ◇
 今季のプロ野球が25日、セ・パ両リーグで同時開幕する。球団創設12年目を迎える東北楽天は、近鉄、日本ハムをリーグ優勝に導いた梨田昌孝監督が新たに指揮を執り、2年連続最下位からの巻き返しを期す。春季キャンプからオープン戦までの約2カ月で見えてきた戦力を投打に分けて点検する。


2016年03月24日木曜日


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