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<五輪へ駆ける>卓球張本 東京へ飛躍誓う

新年度からJOCのエリートアカデミーに所属する張本。「東京五輪に出て金メダルを取る」という目標へ向け古里を離れる=13日、仙台市の仙台卓球センター

 1月にあった卓球の全日本選手権で、小学生男子として初めてジュニアの部で4強入りした仙台市東宮城野小6年の張本智和(仙台ジュニアク)が新年度、日本オリンピック委員会(JOC)が設置するエリートアカデミー=?=に入る。高校2年で迎える4年後の東京五輪出場を目指し、活動の拠点を首都に移す将来のエース候補は「一日一日を大切に過ごし、成長したい」と活躍を誓った。

 小学3年の時、年代別日本代表の合宿で、アカデミーの拠点となる味の素ナショナルトレーニングセンターを訪問。充実した設備や技術の高い選手の練習を間近で見て「憧れを抱いた」のが志望するきっかけになった。
 伸び盛りの12歳は自身の課題を自覚する。「筋力がないので、パワーを付けられるような練習に力を入れたい」。競技に集中できる環境でさらなる高みを目指す。
 アカデミーでは専門のコーチによる指導のほか、語学教育も受ける。幼少期から英会話を習っているが「まだ自己紹介しかできない。日常会話が話せるくらいになりたい」と目標を語る。
 親元を離れての寮生活に「不安はない」と心強い。年上の中高生と接する機会が増えるため「あいさつや言葉遣い、礼儀の正しさを周囲から学びたい」と言う。「楽しみが30%、頑張るぞという気持ちが70%」と新生活に期待を膨らませる。
 最近、父親の宇監督に目覚まし時計を買ってもらった。「普段は親に起こされることが多いが、中学生になったら自分で起きなければいけない。忘れずに持っていく」。少しずつ、自立への自覚が芽生えてきたようだ。
 古里を離れる寂しさを抱きつつも「宮城に帰ってくる時は成長した姿を見せたい」。杜の都を巣立つ期待の小学生は新天地での活躍を誓った。(剣持雄治)

[エリートアカデミー]2008年に開校。有望なジュニア選手を寄宿制で育成する。2015年度は卓球の16人を筆頭に、5競技の中高生46人が活動。1月の全日本選手権の女子で中学生として初めて決勝に進んだ平野美宇も所属する。


2016年03月25日金曜日


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