福島のニュース

住金鉱山子会社 福島・楢葉工場が本格稼働 

関係者がテープカットで工場の完成を祝った=福島県楢葉町

 住友金属鉱山(東京)がニッケル酸リチウムの生産拠点として福島県楢葉町に整備した工場が本格操業を開始し、現地で24日、完成式が行われた。電気自動車(EV)に搭載するリチウムイオン電池の材料で、パナソニックに出荷する。子会社の住鉱エナジーマテリアル(同)が運営する。
 式には高木陽介経済産業副大臣ら約50人が出席。住金鉱山の中里佳明社長が「パナソニックの早期増産の要請に応えるため、生産能力を上げた。長期的なビジネスを展開し、楢葉町と福島県の復興の一助となりたい」と述べた。
 楢葉町は東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が昨年解除された。松本幸英町長は「楢葉の製品が世界で利用されれば、復興の弾みになる」と期待した。
 楢葉南工業団地の日本化学産業(東京)の工場(鉄骨平屋約3200平方メートル)を借り、生産設備を整えた。投資額は約70億円。県の被災地向け企業立地補助金を受けた。従業員58人のうち県出身者が48人を占める。
 愛媛県新居浜市の住金鉱山工場と合わせ、月1850トンのニッケル酸リチウムを生産する。パナソニックが米EVメーカーのテスラモーターズに供給するリチウムイオン電池の増産対応で量産体制を整えた。


関連ページ: 福島 経済

2016年03月25日金曜日


先頭に戻る