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被災地360度映像 疑似体験で備えイメージ

震災から1〜2カ月後に多賀城で撮影された360度の映像を見学する参加者

 宮城県多賀城市減災市民会議が26日、同市の東北学院大多賀城キャンパスなどで開かれた。参加者は東日本大震災発生後に市内で撮影された360度の映像や街歩きなどを通じて被害を疑似体験し、災害から身を守ることの大切さを学んだ。市や東北大災害科学国際研究所などの共催。
 約20人が参加し、エアドーム型の上映装置で2011年4〜5月に東北大が多賀城市で撮影した360度の風景を見学。この後、市内で実際に津波が達した場所を歩いて、AR(拡張現実)の技術を搭載した眼鏡型の情報端末を使い、海や川からその地点までの距離や方角を確認したり震災直後の映像を見たりした。
 富谷町の無職熊谷たい子さん(64)は「津波のイメージを深めることができた」と話した。講師を務めた災害研の柴山明寛准教授は「沿岸に住んでいなくても、偶然居合わせて津波に遭う可能性がある。海からの距離や方角を確かめることが大切だ」と話した。


2016年03月27日日曜日


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