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<楽天>天然芝の評判上々 黒土へ散水模索中

ソフトバンク戦を前に土部分に水をまく阪神園芸の森本さん(左)

 東北楽天の本拠地、コボスタ宮城が天然芝に生まれ変わり、初のシーズンが幕を開けた。日光や照明に映える鮮やかな緑色のフィールドは選手やファンからの評判も上々。25〜27日のソフトバンク開幕3連戦は連日大入りの見込みで、グラウンドの管理に携わる関係者は胸をなで下ろした。
 「まずは無事、開幕戦を終えてほっとした」。オフの間、球場改修の事業に奔走してきた川田喜則球場長は25日のリーグ開幕戦をつつがなく終え、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 1月上旬〜中旬に張り付け作業を行った芝生の生育は順調で、「やっぱり天然芝はいい」(松井稼頭央外野手)「守備時の体の負担が全然違う」(後藤光尊内野手)と選手からも軒並み好評。川田球場長は「これを一年中保つのが大変」と気を引き締める。
 打撃練習中に強い打球が当たりやすい本塁付近に保護用のシートをかぶせたり、防球ネットの車輪を太くして下敷きになる芝部分の負担を軽減するなどしているが、プレーする以上ある程度の損傷は避けられない。川田球場長は「今後は6連戦もあるし、ビジターチームは念入りに守備練習をする分、芝の負担も大きくなる。修復作業をしっかりしていきたい」と話す。
 マウンドと内野の塁間を結ぶ黒土部分は今季から新たに「阪神園芸」(兵庫県西宮市)の社員2人が仙台に常駐し、管理に当たる。同社整備第1課の森本剛志課長もその一人。入社以来22年間、甲子園のグラウンドや天然芝の管理を一筋に行ってきた経験と技術をコボスタ宮城に注ぐ。
 「土は水加減で決まる」といい、試合前の散水に細心の注意を払う。天然芝部分に水が掛かると打球が滑ると選手側から要望を受け、26日からは芝部分にシートをかぶせる対策を始めた。「甲子園とは土質も気温、天候も全く違うので、まだまだ模索中」と試行錯誤を重ねながら、選手のプレーを陰から支える。(浦響子)


2016年03月27日日曜日


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