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<楽天>オコエ躍動 ファン魅了

10回東北楽天1死一塁、打者岡島のとき二盗を決めたオコエ(右)。遊撃手高田

 ニューヒーローが誕生した瞬間だったのかもしれない。八回の代走から途中出場したオコエ瑠偉が走攻守でファンを沸かせ、何度も視線をくぎ付けにした。
 まずは得意の守備で注目を浴びた。九回に中堅に入ると、正面からの飛球を二つそつなく捕球した。開幕前の実戦では打球を見失う場面もあったが、「コーチとの守備練習で同じような飛球を打ってもらっていたので、成長した姿を見せられた」と胸を張った。
 続く打撃では、延長十回1死からプロ初打席に。スタンドからの大歓声が耳に入り、「手汗をかくほど緊張した」というが、5球目で四球を選んで出塁した。
 直後に決めたプロ初となる二盗が最大の見せ場。5度のけん制をされた後、カウント2−1から果敢にスタート。捕手鶴岡慎也が素早く送球をしたが、鋭い滑り込みで二塁を陥れ、梨田昌孝監督らをうならせた。
 走攻守の技術面で目覚ましい成長を見せるオコエだが、むしろ精神面の方が充実している様子。「結果を出して喜ばれる選手になりたいが、てんぐにはなりたくない。少ない出場機会で勉強させてもらいながら、アピールを続けたい」とひたむきだった。(金野正之)


2016年03月27日日曜日


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