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<仙台L>白星発進 小野が決勝ゴール

仙台L―長野 後半13分、仙台L・小野がゴールを決め、3―2と勝ち越す

 26日、ユアテックスタジアム仙台などで開幕して2試合が行われ、昨年2位の仙台レディース(仙台L)は昇格した長野に3−2で逆転勝ちし、コノミヤ高槻に3−1で快勝したINAC神戸とともに白星発進した。
 仙台Lは1点を追う後半11分にオウンゴールで追い付き、その2分後に小野が決勝点を挙げた。INAC神戸は前半に高瀬が先制点を挙げ、川澄、大野のゴールで畳み掛けた。
 第1節の残り3試合は27日に行われ、2連覇を狙う日テレは浦和と対戦する。リーグ戦は2回戦総当たりで10月23日まで実施され、6〜9月にはなでしこリーグ・カップが開催される。

仙台L(3) 3/1−2/2 長野(0)
         2−0
▽得点者【仙】有町、OG、小野【長】斉藤、横山
▽観衆 1816人

 仙台Lが前半の劣勢をはねのけて逆転勝ちした。1−2の後半11分、右サイドからドリブルで駆け上がった井上のパスが相手選手のオウンゴールを誘って同点。その2分後、小野が相手GKの頭上を越えるシュートを決めた。守備も後半は機能して逃げ切った。
後半は守備を改善
 仙台L・千葉泰伸監督の話 苦しい試合だったが、しっかり勝ち点3を取れたことがうれしい。勝たなくてはいけないホーム開幕戦で、前半は緊張して出足も遅かったが、後半は守備を改善した。期待通り選手たちが逆転してくれた。

◎後半一気に流れ呼び込む

 1−2で迎えた後半。前半に得点した際に負傷した有町に代わって出場した井上が、縦の突破を積極的に図る。11分にゴール右から上げたパスが相手選手に当たってネットに吸い込まれた。同点。流れが一気に仙台Lに来た。
 前半からゴール前に迫っていた小野が続く。わずか2分後、中央のペナルティーエリア境界付近で嘉数の浮き球のパスを冷静にトラップし、飛び出してきた相手GKの頭上を越えるループシュートを決めた。
 同点を呼び込んだ井上は「早く点が欲しかった。自分の特長を生かしてどんどん前に行こうと思った」と充実した表情。決勝点を入れた小野は「いいボールが来て、いいトラップができた。シュートの場面は夢中で覚えていないが、うれしい」と喜んだ。
 昨季は2位と過去最高成績を残し、今季は明確に優勝を目標に掲げる。初戦の重圧に、前半は守りが後手に回り2度リードを許したが、昨季同様に劣勢をひっくり返す粘りを地元サポーターに披露した。
 4年前のチーム創設時から在籍する小野は「優勝に向けて簡単な勝利はなく、全員が力を合わせないと勝てない」と強調する。苦しんで得た初戦の白星を経て、その思いを強くした。(加藤伸一)

<GKキャメロン、PK阻止>

 仙台LのGKキャメロンが好セーブを見せた。3−2の後半31分、自ら与えた横山のPKを右横に飛んで、両手でしっかりつかんだ。「(ボールが)来ればいいなと思って動いた。チームを助けられてよかった」と満面の笑みで語った。
 仙台Lで戦うのは3季目。今季は米プロリーグのチームから完全移籍し、「この日のために2カ月練習してきた」と、初出場した開幕戦で結果を残した。
 試合後、サポーターに「きょうはありがとうございました」と流ちょうな日本語であいさつした。「仲間とは、日本語と英語でやりとりしている。連係面で心配はない」と胸を張る。初優勝に向け、守護神が幸先のよいスタートを切った。

<北原「内容はよくなかった」>
 新潟から今季仙台Lに移籍したDF北原がセンターバックでフル出場。本拠地デビューを白星で飾ったものの「内容はよくなかった」と表情はさえない。
 前半はFW横山を起点とした長野の素早い動きに翻弄(ほんろう)され、2失点した。「守備同士の連係がよくなかった。横山を自由にさせてしまった」と下を向く。
 「仙台のサポーターは熱かった。次こそは前半から自分たちのリズムで戦いたい」。反省を次戦に生かす決意だ。


2016年03月27日日曜日


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