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<北海道新幹線>小さな町 開業に沸く

地元の婦人会などが郷土料理の「あづべ汁」や「メバル汁」を利用客に振る舞った=26日午前10時10分ごろ、青森県今別町のJR奥津軽いまべつ駅

 北海道新幹線が26日、初めて津軽海峡を渡った。新幹線駅として本州最北の新駅「奥津軽いまべつ駅」(青森県今別町)も開業し、人口3000の小さな町は大きな期待と祝賀ムードに沸いた。同駅では夕方までに入場券の販売数が3500枚を超えた。
 駅コンコースで午前6時から行われた式典には、阿部義治町長やJR北海道の平川敏彦取締役開発事業本部長らが出席。阿部町長は「開業効果を一過性のものにせず、関係者と知恵を出し合って取り組みを続けたい」とあいさつした。
 一番列車の新青森発下り「はやて91号」が入線すると100人を超す町民が旗を振って歓迎。1分間の停車後、午前6時47分に石沢透駅長の合図で新函館北斗駅へ向かった。
 一番列車で降り立った茨城県土浦市の小売店経営山田光司さん(40)は「小さな町と知り、歩いて様子を見てみたかった」と笑顔。
 駅前では地元の婦人会などが利用客をもてなした。郷土料理「あづべ汁」を振る舞った無職新山静子さん(64)は「あっという間に配り終えた。体を温めてもらおうと、みんなで暗いうちから作ったかいがあった」と話した。
 新駅と津軽鉄道・津軽中里駅(同県中泊町)を結ぶ路線バスの運行もスタート。新幹線車両H5系があしらわれた車両2台(定員26人)が年中無休で1日4往復する。
 第1便には14人が乗り込み、大勢の町民らに見送られて発進した。運転手葛西美津雄さん(50)は「第1便を運転できて光栄。一人でも多くの人に乗ってもらいたい」と話した。
 駅隣接の道の駅「アスクル」内にオープンした町営レンタカーには初日、6件の予約が入っていた。
 新幹線切符とレンタカーのセットを利用した東京都の会社役員福林一平さん(37)は「立地的にレンタカーは必須だと思う。乗り捨てられるのは便利だ。まずは竜飛崎に行ってから、青森市内で八甲田丸を見たい」と話した。


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2016年03月27日日曜日


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