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帰還促進へみらいオフィス 福島・広野に完成

完成した広野みらいオフィス。手前はJR広野駅ホーム

 東京電力福島第1原発事故からの復興拠点として、福島県広野町が進めるJR広野駅東側の市街地開発で、清水建設のオフィスビル「広野みらいオフィス」が完成し26日、現地で式典があった。4月1日から17テナントが順次入居する。同町は住民の帰還率が50%弱にとどまっており、活性化の起爆剤の役割が期待される。
 鉄骨6階で、延べ床面積3454平方メートル。事業費は14億円で、民間主導の事業では初めて国の福島再生加速化交付金を受けた。一帯は津波の浸水域で、町は避難ビルの指定も検討する。
 建設、不動産など民間企業15社が入居するほか、福島県いわき市から移転する富岡労基署の仮事務所と富岡公共職業安定所の新たな分室が4月4日に開所する。計約200人がビル内で働く。
 1階にはコンビニが入る予定。空いている1区画も現在、契約交渉中という。
 清水建設の宮本洋一社長は式典で「復興の拠点、シンボルとして、機能を果たしたい」と述べた。
 駅東側開発は、15ヘクタールに産業団地と居住地区を整備する計画で、ビルが核の産業団地は造成が終了。居住地区は新年度に事業着手する。遠藤智町長は「ビルは新たなまちづくりの希望となる。帰町を進める上で意義は大きい」と強調した。


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2016年03月27日日曜日


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