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<北海道新幹線>活性化の力に「大きな一歩」

青函トンネルから青森側に姿を現した北海道新幹線「はやぶさ22号」。対岸が北海道=26日午後1時30分ごろ、青森県今別町

 北海道新幹線の開業で、東北と北海道が海を越えて高速鉄道のネットワークでつながった。沿線の自治体や経済界のトップは、近くて遠かった二つの地方が新幹線で結ばれる新時代の幕開けを歓迎した。
 東北の北の玄関口、青森県の三村申吾知事は「津軽海峡の新たな交流圏を観光圏、経済圏へと発展させたい。北の新しい時代をここからスタートさせていく」と意欲を語った。
 鹿内博青森市長も連携強化の必要性を強調する。「青函圏活性化の原動力になるのが新幹線。一過性のブームとせず、観光資源の磨き上げや受け入れ態勢の充実を図りたい」と述べた。
 観光振興の起爆剤として新幹線に期待を寄せる声は大きい。函館を中心とした道南は外国人観光客が急増している。
 東北6県と新潟県の官民でつくる東北観光推進機構の紺野純一専務理事は「新幹線開業で東北と北海道が一つの観光圏になる。外国人観光客に東北にも来てもらえるよう働き掛けたい」と決意をのぞかせた。
 村井嘉浩宮城県知事は7月に仙台空港が民営化されることに絡め「新幹線と空港が連携して外国人観光客の誘客拡大を図り、東北・北海道圏域全体の交流促進に期待したい」と話した。
 経済界からも交流促進へ向けた歓迎の声が上がった。若井敬一郎青森県商工会議所連合会会長は「今まで2時間以上かかっていたが1時間になり、軽い気持ちで行き来できる。全ての経済活動は人の交流から始まる。非常に大きな第一歩になる」と期待する。
 東北六県商工会議所連合会会長の鎌田宏仙台商議所会頭は「二つの地域の交流が加速度的に拡大することを期待する。函館や札幌の商議所との連携を深めていきたい」と意欲を見せた。


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2016年03月27日日曜日


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