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<北海道新幹線>時間短縮 観光ゆったり

新函館北斗駅へ向かう庄子志織さん(左)家族。後部座席に乗る父親の定年旅行を企画した。車内には自然と笑顔が広がる=26日午前7時20分ごろ

 北海道新幹線開業初日の26日、仙台、新青森、新函館北斗の各駅は利用者などでにぎわった。人気の一番列車の旅を満喫した乗客たちは、移動時間短縮のメリットと新型車両の快適さを実感していた。
 「東北と北海道が近くなった」と感慨深げに話すのは、京都府八幡市の会社員北村直之さん(31)。新函館北斗発上り一番列車で午前7時41分に新青森駅に着いた。「きょうは酸ケ湯温泉に行く。奥津軽いまべつ駅の周辺にも行ってみたい」とうれしそうだった。同じ列車で青森を訪れた北海道せたな町の公務員河原泰平さん(43)は、津軽鉄道のストーブ列車や浅虫水族館を楽しみに来た。「在来線と違いあっという間に着いた。自然豊かなせたな町にもぜひ来てほしい」と交流の活発化を望んだ。
 仙台市太白区の公務員庄子志織さん(37)は、午前6時40分仙台発下り一番列車に乗り込んだ。父の退職祝いで函館旅行を計画し、両親ら家族7人で乗車。真新しいH5系の車両に「車内がきれいで乗り心地がいい。新幹線好きの息子も喜んでいる」と話した。
 「これからは自宅でゆっくりくつろげる」と話すのは、新函館北斗発上り一番列車で仙台駅に着いた名取市の会社員松本清志さん(66)。北海道新幹線の函館総合車両基地(北海道七飯町)建設に従事し単身赴任中だ。「揺れが少なく快適で、津軽海峡や陸奥湾の美しい景色も見渡せた」と満足げだった。
 東京駅発の下り一番列車で新函館北斗駅に降り立った埼玉県狭山市の中学2年田中孝汰さん(14)は「両親と一緒に旅行で来た。新幹線が北海道まで乗り入れるのは夢のようだ。青函トンネルを抜けた時、とても静かで心地よかった。函館の夜景を楽しみたい」と声を弾ませた。


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2016年03月27日日曜日


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