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<北海道新幹線>新型H5系 快適な旅

仙台発新函館北斗行きの一番列車「はやぶさ95号」の車内。親子3世代で新幹線の旅を楽しむ客もいた=26日午前9時40分ごろ、青函トンネル内

 車内アナウンスはガイドと旅したような満足感があった。沿線に住む人たちの歓迎も温かい。北海道新幹線が開業した26日、仙台発新函館北斗行きの一番列車「はやぶさ95号」に乗車した。途中まで各駅停車だった3時間半はあっという間だった。(報道部・奥山優紀)
 列車は新型車両の「H5系」。ラベンダーをイメージした紫のラインを横目で見ながら真新しい車両に乗り込んだ。3列シートの窓側の席に着くと、通路の床に、さりげなく雪の結晶のプリントがあることに気付く。仙台駅発は午前6時40分。すずめ踊りの元気な音色に送り出された。
 一番列車の醍醐味(だいごみ)を最も感じたのは新青森駅を出てからだ。ここから乗務員はJR北海道に交代。発車するとすぐ開業のあいさつがあった。
 「安全第一に、春の初めの北海道にお連れします」
 青函トンネルに差し掛かると、通過時間や全長といったトンネルの概要をはじめ、開通までの歴史など詳しい説明があった。通過駅の情報も伝えてくれた。
 旅の出色は青函トンネルを抜けたときだ。
 車内に北海道の朝日が差し込むと、乗客からは歓声が上がった。ふと窓の外を見ると、川沿いで100人を超す住民が手を振っている。沿線に住む人たちの心からの歓迎の気持ちがうれしかった。
 終点が近づくと、再びアナウンスがあった。
 「この先で北斗市の皆さんがお出迎えしています」
 到着してしまうのは何とも惜しい。また乗ってみたいと素直に感じた。


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2016年03月27日日曜日


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