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<センバツ>東北勢−持ち味発揮 課題は打力

滋賀学園―釜石 8回表滋賀学園2死一塁、伝令に来た菊池智主将(右から2人目)の声に笑顔を取り戻す釜石ナイン。左から2人目は主戦岩間=25日、阪神甲子園球場

 第88回選抜高校野球大会で、東北勢は青森山田(青森)が1回戦で敗れ、初戦を突破した八戸学院光星(青森)と釜石(岩手)は2回戦で姿を消した。3校とも持ち味を発揮しながら、最後は好投手を打ち崩すための打力に課題が残った。
 八戸学院光星は1回戦で開星(島根)に6−2で快勝。打線が10安打を放ったほか、六回に1番伊藤が足でかき回して追加点を挙げた場面に象徴されるように、機動力も発揮した。
 釜石は1回戦で小豆島(香川)との21世紀枠対決を2−1で制した。東日本大震災の被災地の期待を背に注目カードでの重圧をはねのけ、価値ある甲子園初勝利をつかんだ。主戦岩間は緩急を生かし、内外角を突く粘りの投球で完投。打線は1番佐々木航らの勝負強い打撃が光り、序盤と終盤に効果的に得点した。
 青森山田は1回戦で前回覇者の敦賀気比(福井)に0−1で敗れたが、主戦堀岡が息詰まる投手戦を演じた。直球、変化球を低めに集めて打たせて取り、テンポ良く106球で3安打に抑えた投球は見事だった。
 課題は3校とも全国レベルの投手に対する打力だった。青森山田は敦賀気比の大会屈指の右腕山崎に9三振を喫し、4安打完封された。八戸学院光星は2回戦で2年前の大会で優勝した龍谷大平安(京都)の左腕市岡から再三の好機に一打を欠き、0−2で惜敗。釜石も2回戦で滋賀学園に1−9と力負けした。
 3大会続けて8強入りを阻まれた東北勢。勝負どころで好投手の球を捉えるには、スイングスピードなどの向上とともに、相手から感じ取った「練習に裏打ちされた自信」(八戸学院光星・仲井監督)が必要だろう。課題を東北に持ち帰り、夏の甲子園で巻き返すための糧にしてほしい。(野仲敏勝、及川智子)


2016年03月28日月曜日


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