岩手のニュース

<復興祈念公園>奇跡の一本松隣に9mの築山

復興祈念公園内に整備される国営追悼施設の完成イメージ図

 国と岩手県、陸前高田市が同市に整備する東日本大震災の復興祈念公園について、国営の追悼・祈念施設の基本設計が29日、決まった。高田松原の「奇跡の一本松」の隣接地に、最大で高さ9メートルの築山を造成し広場を整備する。再生される高田松原やかさ上げされた新市街地を見渡しながら、祈りをささげる場となる。
 同日の有識者委員会で示された。公園全体約130ヘクタールのうち、西側の約10ヘクタールが国営の追悼施設となる。復興のシンボル「奇跡の一本松」の隣接地になだらかな傾斜の築山を造り、全面を芝生で覆う。
 海側の防潮堤の上には「海を望む場」を設け、復興の状況や豊かな自然、高田松原の様子を一望できるようにする。
 追悼施設北側にある国道45号沿いには、新たな道の駅や県の震災津波伝承施設が建設される予定。公園敷地内には震災遺構として保存する定住促進住宅や気仙中、道の駅「タピック45」がある。追悼施設と一体となった鎮魂の場とする。
 今後は市が整備する運動施設などの基本設計を進め、新年度内に実施設計に入る。全体の完成は2020年度内を見込む。
 委員長の中井検裕東京工業大教授は「県内外から多くの人に何度も訪れてもらい、地元の人々と震災の経験を共有できる場になってほしい」と話した。


2016年03月30日水曜日


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