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女川・東通計4基 原発ケーブル不備は218カ所

 東北電力の女川原発3号機(宮城県女川町、石巻市)と東通原発(青森県東通村)でケーブルの敷設に火災対策上の不備があった問題で、東北電は29日、同様の不備が女川原発1、2号機を含む4基で計218カ所見つかったと発表した。同日、原子力規制委員会に報告した。
 新規制基準は過電流などによる火災の延焼を防ぐため、ケーブルを原子炉緊急停止などに関わる「安全系」とそれ以外の「非安全系」に分け、不燃性の分離板を置くよう求めている。
 不備があったのは、両原発の中央制御室の床下など。内訳は、分離板を貫通するなどしたケーブルが41本、破損したり本来の場所に設置されなかったりした分離板が177枚あった。
 ほとんどのケースは稼働後の改造工事が原因とみられる。プラントメーカーや施工会社が敷設した後、東北電の社員が確認していなかった。41本のケーブルのうち女川3号機の3本、東通の9本は建設当初から誤った敷設が続いていた。
 東北電は「ケーブルは難燃性で延焼の恐れはないが、全く問題がないとは言い切れない。不適切な状態が長期間続き、深く反省する」と説明。現在、改修工事を進めており、今後は敷設後の確認をルール化する。


2016年03月30日水曜日


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