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医療費助成二重支給 5年間で計3243万円

 仙台市は30日、東日本大震災で被災した国民健康保険(国保)加入者の一部を対象とした医療費給付金と、障害者や母子・父子家庭への医療費助成金を誤って二重支給し、1279人に計約3243万円を過払いしたと発表した。
 給付金と助成金はいずれかしか受給できないが、電算システムなどに二重支給を防ぐ仕組みがなく、2011年3月〜16年1月の5年近く過払いが続いた。
 過払いがあったのは障害者が645人で計2563万円、母子・父子家庭が634人の計679万円。いずれも自己負担以上の額が支給され、1人当たりの過払い最高額は障害者で58万6000円だった。
 市は15年6月、受給者の指摘で問題を把握、調査していた。4月中旬、過払い分の返還を求める文書を発送。被災者の医療費給付は31日に終了するため、システムの見直しは行わない。
 市障害企画課の高橋洋子課長は「領収書などを一枚一枚調べる作業になり、発表まで時間を要した」と陳謝した。市は社会保険でも同様の二重払いがあったかどうか対象者に調査書を送付して確認する。


2016年03月31日木曜日


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