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<楽天>美馬わずか96球完封

ロッテ戦に先発、プロ初完封勝利を挙げた東北楽天・美馬

 九回2死、最後の打者を見逃し三振で仕留めると、マウンド上の美馬学が右手を突き上げた。9回をわずか96球、散発3安打での完封勝利。2013年にクライマックス・シリーズのロッテ戦で経験しているが、度重なる右肘のけがを乗り越えプロ6年目でつかんだ公式戦での初体験に「ここまで長かった。相当な自信になる」。100球以内での完封は09年8月に藤原紘通(現打撃投手)が達成して以来で、球団史上2人目の快挙となった。
 得意球のシュートで強気に内角を攻めた。一回1死三塁、いきなりのピンチで打席には清田育宏。シュートで内角を思い切り突き、三ゴロに仕留め「これで気持ちが入り、勢いに乗れた」。
 二回以降も早いカウントから打たせて取る投球がさえた。「低めに直球と変化球が決まり、球数を減らせた」とアウト27個のうち15個を内野ゴロで奪った。与田投手コーチは「七回を乗り切り、この先もいけるといういい表情をしていた。打者の心理の裏を突く嶋のリードも素晴らしかった」とバッテリーをたたえた。
 昨夏に右肘の手術を受け、その後は懸命にリハビリに励み、開幕先発枠を勝ち取った。この日は闘病中の母親が球場で見守る中での登板で、「リハビリを始めた時点でここまでできるとは思わなかった。親の前でいい投球ができて良かった」と感慨深そうだった。(佐々木智也)

●美馬学(みま・まなぶ) 茨城・藤代高−中大−東京ガスを経て11年ドラフト2位。169センチ、75キロ。30歳。年俸3500万円(推定)。


2016年03月31日木曜日


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