福島のニュース

<福島第1>汚染水漏れ配管 認可得ずに切断

 東京電力福島第1原発の汚染水を浄化するための配管から処理水約5.2トンが漏えいしたトラブルで、水漏れの一因となった配管の切断工事が原子力規制委員会の認可を得ないまま行われていたことが30日、東電の調査で分かった。
 漏えいは23日、高温焼却炉建屋と呼ばれる建物で発生。閉まっているはずの弁が開き、配管の切断部分から汚染水が流出した。
 東電によると、配管切断は浄化設備の改造のために計画したが、認可の見通しがたたず延期するはずだった。協力企業の担当者が工程を修正し忘れ、電話で工事実施の連絡を受けた東電の監理員も修正ミスに気付かなかったという。
 東電の許可証がないまま切断作業を実施したことについて、協力企業の担当者は「震災以降、許可証の受け渡しが遅れることもあった」と話しており、手順書に反した作業が過去にもあった可能性もある。
 東電は弁の開閉に関し、建屋で当日作業していた140人と社員15人に聞き取りを行ったが、全員が関与を否定したという。
 漏えいした水は1リットル当たり48万ベクレルの全ベータを検出。外部への流出はなく、全て回収された。


2016年03月31日木曜日


先頭に戻る