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<避難解除>楢葉特養ホーム再開

再開したリリー園内を見学する関係者

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が解除された福島県楢葉町で30日、特別養護老人ホーム「リリー園」が5年ぶりに再開した。町によると、旧警戒区域での特養再開は初めて。
 定員は原発事故前の半分の40人。楢葉、広野両町の高齢者を中心に22人が4月中旬から順次入る予定で、約半数は事故前の入居者という。2人がショートステイを利用する。職員は以前の4割の24人で、訪問介護は当面見送る。
 園内で式典があり、運営する社会福祉法人「広葉会」の松本哲雄理事長が「入居者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう努める」とあいさつ。楢葉町の松本幸英町長は「帰町、復興に大きな前進だ」と述べた。
 リリー園は2004年、楢葉、広野両町の補助を受け開設された。原発事故で入居者80人がいわき市の学校2カ所に避難。2次避難までの約1週間、教室に段ボールを敷いて過ごした。
 ことし1月の再開を目指したが、給食事業者の確保などで遅れた。永山初弥施設長は「スタッフの増員に努め、早く以前の姿に戻したい」と話した。
 楢葉町ではデイサービスセンターが昨年11月に再開している。


2016年03月31日木曜日


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