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<女川原発>全町避難山形へ 宮城・美里町

 宮城県美里町は31日、東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の重大事故を想定した広域避難計画を公表した。原発から30キロ圏内の避難にとどまらず、全町民約2万5000人の避難先として山形県最上地方の8市町村を盛り込んだ。
 30キロ圏にある小島地区の住民は、3月1日現在29世帯114人。計画では、事故の状況に応じて、30キロ圏の住民を含む南郷地区の約7500人のみを町内に避難させるか、小牛田地区も含めた全町民を町外に避難させるか、町が判断する。
 南郷地区の住民だけを避難させる場合の避難先は、JR小牛田駅前の駅東地域交流センターなど小牛田地区の9施設。全町避難の場合は、避難受け入れの覚書を交わした最上地方の8市町村の協力で、最大約3万5000人を収容できる避難先を用意してもらう。
 避難手段は自家用車が基本。自力避難などが難しい人には、町で福祉車両や救急車を用意する。
 最上地方に避難する場合、最上町中央公民館に受付場所を設ける。役場機能は最上町瀬見公民館に移転させる計画だ。
 宮城県の要請で石巻市から避難者を受け入れる場合、約3500人は小牛田地区の不動堂小、不動堂中、ふどうどう幼稚園で受け入れ、町南郷体育館に避難の受付場所を開設する。
 町はホームページで計画を公開したほか、広報誌に概要を載せるなどして町民に周知を図っていく。相沢清一町長は「町民の安全・安心につながる計画となるよう見直し、さらなる実効性の向上を目指したい」とコメントを発表した。


2016年04月01日金曜日


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