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<震災5年>児童・生徒の心のケア継続

 地方教育行政法改正に伴う県の「新教育長」に、現教育長の高橋仁氏(60)が村井嘉浩知事から任命され、1日に着任する。高橋氏に、取り組むべき課題や抱負を聞いた。(聞き手は報道部・相沢みづき)

◎宮城県新教育長 高橋仁氏に聞く

 −2012年から教育長を4年務め、新年度に任期3年の新教育長に就く。
 「さらに信頼される学校づくりを目指す。児童生徒が安心して通える学校のキーワードは『信頼感』。教諭、子ども、家庭、地域がそれぞれ信頼で結ばれることが教育の原点だ」

 −県内は児童生徒の学力や体力の向上、不登校対策など課題が山積する。
 「『心を育てる』ことが鍵。勉強も運動も、自ら意欲を持って取り組むことが大切だ。特に不登校・いじめ対策は相談窓口や学習支援を行う『心のケアハウス』を8市町に設けるほか、庁内に対策チームを設置し手厚くサポートしていく」

 −東日本大震災から5年が経過した。
 「混乱した現場を平常に戻す5年だった。被災した宮城農高や気仙沼向洋高が新校舎に移る18年がハード面の区切り。継続して心のケアに取り組む。自分の気持ちを伝えたい子どもが増える一方で、今なお被災体験に苦しむ子どもがいる」

 −15年度から知事が主宰する総合教育会議が開かれている。
 「知事、教育長、教育委員が課題を率直に議論することは意義がある。円滑な意思疎通が、みやぎこども育英基金を活用した心のケアハウスの予算配分などに結び付いた」

<たかはし・ひとし>56年名取市生まれ、東北学院大卒。県教委教職員課長補佐、角田高校長、県教委高校教育課長、教育次長を歴任した。


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2016年04月01日金曜日


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