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<bj仙台>ベテラン片岡 経験武器に得点

実戦練習で気迫のこもったドリブルを見せる片岡(中央)=仙台市のHALEOドーム

 仙台の30歳のベテラン、片岡が培ってきた経験を武器に東地区首位のチームの躍進に貢献している。1試合平均9.4得点はチームの日本人選手最多で、レギュラーシーズン終盤でも得点源として期待が掛かる。
 3月27日、仙台市のゼビオアリーナ仙台であった青森戦。ドリブルでゴール下を通り抜け、倒れ込みながら体を反転させる。右手でボールを押し上げるように放ったシュートが、相手選手のブロックを越えてリングに吸い込まれた。
 長身選手を越えるようにふわりと浮かせるフローターシュート自体は珍しくないが、片岡の場合は、体勢を大きく崩しながらでも決め切れるのが持ち味だ。
 練習ではあえて体勢を乱し、シュートを放つ。肩口からボールを押し出すように打つなど、さまざまなバリエーションがある。普通ならシュートを打たないタイミングのため、相手はブロックに跳びづらい。
 片岡はJBLリンク栃木時代の約5年前にフローターシュートを知り、NBAトップ選手の映像を見て試行錯誤を重ねるなど、約3年がかりで今の形を完成させた。河内ヘッドコーチ(HC)は「プロでも珍しいシュートで、経験を積んだからこそできる技だ」と信頼を寄せる。
 チームはレギュラーシーズン終盤で首位争いを演じ、重圧の掛かる戦いが続く。片岡はリンク栃木で2009〜10年に優勝するなど経験豊富。「プレーで引っ張るのはもちろん、(若手に)声を掛け、気配りしないと」。ベテランの落ち着きぶりが頼もしい。(佐藤夏樹)


2016年04月01日金曜日


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