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<福島第1>被ばく作業員復帰が可能に

 東京電力福島第1原発事故の収束作業に従事し、被ばく線量が5年間の上限値である100ミリシーベルトを超えた作業員約150人が、1日から被ばくを伴う作業に復帰できるようになる。5年を区切りとしている線量管理期間が3月末で満了したため。東電は「経験豊富なベテラン作業員が廃炉作業の最前線に戻ることで、現場の安全性を向上させたい」と期待する。
 原発作業員の被ばく線量は、法令改正のあった2001年4月から一律5年ごとに管理されている。第1原発の事故対応に当たった作業員は、11年3月11日から16年3月末までの被ばく線量が管理対象とされたが、炉心溶融が起きた原子炉から大量の放射性物質が放出された極めて高い線量下での作業により、100ミリシーベルトを超えるケースが続出した。
 東電によると、事故後の被ばく線量が上限の100ミリシーベルトを超えた東電社員は150人、協力企業社員は24人に上る。大半は事故直後の被ばくで、このうち東電社員は、定年などで退社した人を除き、今年3月1日現在で129人が在職している。国の通達などに基づき東電本社での廃炉支援業務などに配置転換された。


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2016年04月01日金曜日


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