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新年度スタート 「復興加速」使命胸に

奥山市長(左)から辞令を受け取る館局長

 2016年度がスタートした1日、県内の自治体で辞令交付式が行われた。東日本大震災からの復興と地域活性化を進めてほしいとトップが訓示で職員を鼓舞した。

◎仙台市/市長「文化観光けん引を」

 仙台市では、奥山恵美子市長が新設した文化観光局の局長に総務省から採用した館圭輔氏(38)に辞令を手渡し、「東北一丸の文化観光行政をけん引してほしい」と激励した。
 館局長は「新局の業務は攻めの側面が強い。『仕事は楽しく』がモットーで、職員の協力を得ながら重責を果たしたい」と語った。
 新規採用職員164人の交付式もあり、代表で辞令を受け取った関健太さん(22)=市民税企画課=は「公務員の自覚を持ち、丁寧に仕事に取り組む」と誓いを述べた。
 幹部職員約250人への訓示で奥山市長は「復興業務で培ったネットワークを生かし、東北の活性化に貢献しよう」と呼び掛けた。

◎宮城県/37都道県の派遣職員激励

 宮城県庁では、東日本大震災の復興事業に伴い増加した業務を支援するため、全国37都道県から派遣された職員に辞令が交付された。
 本年度受け入れた応援職員216人のうち、本庁配属などの125人が出席。村井嘉浩知事は「人手不足は今も深刻で、皆さんの赴任を心待ちにしていた。力を合わせて復興を加速させたい」と呼び掛けた。
 代表で辞令を受け取った宮崎県職員の高木陽子さん(38)=農地復興推進室=は「被災した農家の力になりたい」と語った。
 県庁では新規採用職員の辞令交付式もあり、148人が新たに仲間入りした。

◎石巻市/課題解決意気込む

 石巻市では、新規採用者や派遣職員ら266人に辞令を交付した。交付式では代表者が「誠実かつ公正に職務執行することを誓う」と述べた。亀山紘市長は「市を取り巻く環境は厳しい。複雑で多様化した住民ニーズに対応するには、豊かで柔軟な発想が求められている」と訓示した。
 辞令を受け取った石巻市出身の藤井宗龍さん(29)=地域振興課=は「やるべき課題が残っている。復興から成長に向けて進む地域の力になりたい」と意気込んだ。
 新戦力266人のうち95人は他の自治体から新たに派遣された職員。年度をまたいで継続する人も含めて派遣職員は196人(前年同期比7人減)。今後の採用を考慮しても職員数は5月1日時点で53人足りない見込みで、厳しい状況が続く。


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2016年04月02日土曜日


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